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吉祥寺のオーディオ機器とNana Mouskouriのレコード・CD専門店ブログ。

NANA MOUSKOURI “バラ万歳”

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NANA MOUSKOURI “バラ万歳”

写真上は、アルバム・タイトル≪恋人たちの詩集~美しきフランス~≫NOUVELLES CHANSONS DE LA VIEILLE FRANCE(PHILIPS FDX-530 1978)の邦盤LPの表面で、写真下はその裏面です。NANAはフランス民謡を数多く取り上げて唄っておりますが、本LPも素晴らしい選曲によるフランス民謡集に仕上がっております。日本に初めて紹介される珍しい民謡も多く含まれております。

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バラ万歳

今回は、本LPに収められている≪バラ万歳≫を紹介致します。この曲は、フランスは大西洋岸中部の地方であるポワトゥーに伝わる作者不詳の民謡です。歌の内容は、≪あの人が私の事を見捨てて、他の美しい娘のところに通っているらしいワ。でも、あの娘は病弱だからすぐに死んでしまうネ。でもサ、あの人が私の所に戻って来ても、私はお断りするヨ・・・・。≫という、男女の恋にまつわる物語です。ナナは、明るくリズミカルなメロディに乗って、古い民謡に新たな息吹きを与えてくれます。

バラ万歳 VIVE LA ROSE  対訳;鳥取絹子

恋人は私を見捨てたの あら楽し ビバ!バラの花
恋人は私を見捨てたの あら楽し ビバ!バラの花
どうしてかわからない ビバ!バラの花 リラの花
どうしてかわからない ビバ!バラの花 リラの花


彼は他の娘のところよ あら楽し ビバ!バラの花
彼は他の娘のところよ あら楽し ビバ!バラの花
戻ってくるかどうか知らない ビバ!バラの花 リラの花
戻ってくるかどうか知らない ビバ!バラの花 リラの花


彼女はとても美しいって あら楽し ビバ!バラの花
彼女はとても美しいって あら楽し ビバ!バラの花
私よりずっと美しいって ビバ!バラの花 リラの花
私よりずっと美しいって ビバ!バラの花 リラの花


彼女は病気という噂 あら楽し ビバ!バラの花
彼女は病気という噂 あら楽し ビバ!バラの花
多分 それで死んじゃうかも ビバ!バラの花 リラの花
多分 それで死んじゃうかも ビバ!バラの花 リラの花


もし 日曜日に死んだなら あら楽し ビバ!バラの花
もし 日曜日に死んだなら あら楽し ビバ!バラの花
月曜日に埋葬ね ビバ!バラの花 リラの花
月曜日に埋葬ね ビバ!バラの花 リラの花


火曜日に 私の所へ戻って来る あら楽し ビバ!バラの花
火曜日に 私の所へ戻って来る あら楽し ビバ!バラの花
でも 私はお断り ビバ!バラの花 リラの花
でも 私はお断り ビバ!バラの花 リラの花
でも 私はお断り ビバ!バラの花 リラの花

ナナは、素朴な民謡の心を失わず、いにしえの良き時代の香りを感じさせて、丁寧に唄ってくれます。各フレーズの終わりにナナがささやく、<Vive la rose/ビバ!バラの花・Vive la rose et le lilas/ビバ!バラの花 リラの花>という繰り返し文句が、印象に残ります。

NANA MOUSKOURI “水夫の帰還”

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NANA MOUSKOURI “水夫の帰還”

写真は、アルバム・タイトルナナ・ムスクーリシャンソン・アルバム≫(FANTANA SFX-6003 1974)の邦盤LPの表面です。本LPは、ナナがパリを拠点として活動する中で、シャンソンを数多く取り上げておりますが、その中から名曲・名唱を集めて編集された1枚です。彼女ならではの美しい演唱に、シャンソンの魅力を再発見する事が出来ます。                   

水夫の帰還

今回は、本LPに収められている≪水夫の帰還≫を紹介致します。この曲は、≪勇敢な水夫が戦から帰って来た≫という題でも知られるフランス民謡です。≪水夫が戦争から帰ってみると、その妻は彼が戦死したと思い込んで、他の男と結婚していた。そこで水夫は、泣きながら立ち去ってゆく。・・・≫という物語が、聞く人の涙を誘います。各フレーズの終わりに付く、<tout doux/静かに(そっと)>という繰り返し文句が印象的です。この曲は、ナナがフランス民謡集からピックアップし、1973年7月に録音したもので、曲のアレンジと伴奏はジョルジュ・ペツィラスが担当しました。

水夫の帰還 BRAVE MARIN (LE RETOUR DU MARIN)

勇敢な水兵が 戦争から帰って来た 静かに

勇敢な水兵が 戦争から帰って来た 静かに

靴も着物も 粗末で

可哀そうな水兵さん 何処から帰って来たの

 

奥さん 戦争から帰って来たんですよ 私は

奥さん 戦争から帰って来たんですよ 私は

白ブドウ酒を持ってきてくれますか

水兵は 通りすがりに飲むんですから

 

勇敢に飲み始めた 静かに

飲み始め 歌い始めた

そして 美しい女主人は泣き始めた 静かに

 

どうしたんですか 美しい奥さん

どうしたんですか 美しい奥さん

私にくれた白ブドウ酒が惜しいのですか

水兵が通りすがりに飲んだ

 

泣いているのは ブドウ酒のせいではありません

けれど 主人が死んだからなんです

貴方は とても主人に似ているんです

 

言って下さい奥さん 男は静かに言いました

言って下さい奥さん 男は静かに言いました

貴方には子供が3人いましたね

今は6人いるんですね 静かに言いました

 

知らせが来たんです 静かに言いました

彼が死んで 埋葬されたって

そして 私は再婚したんです

 

勇敢な水兵は 盃を飲み干した

お礼も言わずに 泣きながら

男は 彼の家に帰って来たのだった

お互いの身分を明かす事も出来ず、妻の幸せを願って立ち去っていく水兵の心情を、J・バゼリの哀愁の漂うアコーディオンの音色に乗って、ナナは切々と唄います。

NANA MOUSKOURI “ハートのクイーン”

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NANA MOUSKOURI “ハートのクイーン”

写真上は、アルバム・タイトル≪ALONE/NANA MOUSKOURI≫(PHILIPS 28PP-104 1985)の邦盤LPの表面で、写真下はその裏面です。このLPは1985年の録音で、ヒット曲のほかにトラディショナル・ナンバーも幾つか収められております。ナナが50歳の坂にさしかかる頃の作品ですが、その歌声は衰えを見せず、円熟したフィーリングのヴォーカルを味わう事が出来ます。

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ハートのクイーン

今回は、本LPに収められている≪ハートのクイーン≫を紹介致します。この曲は、トラディショナルなフォークソングのひとつで、採譜・編曲はジョン・サケルです。『今日ここに居るあの人は、明日にはもう行ってしまう。愛する人と別れたら、私はどうすればいいのでしょう。父も母も兄弟も愛しているけれど、みんなを捨てて、私は貴方と一緒に行きます。・・・』という愛の歌で、ナナは英語歌詞で唄います。

ハートのクイーン THE QUEEN OF HEARTS

ハートの女王様へ

悲しみのエースは

今日はここへ

明日は何処へ

 

若い男なら 沢山いても

恋人にするには わずかしかいない

もし 私の愛しい人が行ってしまえば

私はどうすればいいと言うの

 

私の聞いた話では

あそこの山の中には

金や銀が

数えきれない程あると言う

 

私には貴方の心が

読み切れない

私の目は

何も見えない

 

私は父を愛している

私は母を愛している

私は妹を愛している

私は弟を愛している

 

私は友人を愛している

そして 親戚もみんな

でも 私は全てを投げ捨てて

そして 貴方と一緒に行くわ

ジョゼ・スークのギターをフィーチャーした伴奏により、ナナはしみじみとした美しいヴォーカルで愛ゆえの家族と友との別離の歌を唄います。