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Sound Gallery ブログ

吉祥寺のオーディオ機器とNana Mouskouriのレコード・CD専門店ブログ。

NANA MOUSKOURI “想い出のグリーン・グラス”

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NANA MOUSKOURI “想い出のグリーン・グラス”

写真は、アルバム・タイトルナナ・ムスクーリ 世界のビッグ・ヒットを歌う≫ (FONTANA SFX-6005 1974) のLP表面です。このLPは、国際的な歌手としてのNANAの力量を示す好アルバムとなっています。LPには、世界各国のビッグ・ヒットが集められ、英語やフランス語を駆使して、見事な演唱が展開され、情感豊かな歌声を楽しむことが出来ます。

今回は、本LPに収められている“想い出のグリーン・グラス”について紹介致します。この曲は、昭和40年代に青春を過ごした方々には、忘れられない曲の一つとなっていると思います。日本語歌詞:山上路夫による森山良子の唄は、美しいメロディーに乗って≪大都会で夢破れ 故郷に帰ったら 両親や彼や我が家が 昔のまま やさしく迎えてくれた≫というカントリー・ソングでした。

“想い出のグリーン・グラス”

“想い出のグリーン・グラス”は、1965年にカーリー・プットマンが作詞・作曲した曲で、1966年にトム・ジョーンズが唄い世界的なヒットになりました。また、1969年には、ジョーン・バエズ「獄中の夫に捧ぐ」というアルバムで取り上げ、話題になりました。もともとの歌詞は、死刑囚が処刑前夜に故郷に思いを寄せる郷愁の唄でした。日本語歌詞では、どうゆうわけかその箇所は省略され、心温まる唄として歌われております。

NANAは、J・ショーメーユによる原詩に沿ったフランス語歌詞で、望郷への想いを唄っております。

想い出のグリーン・グラス LE TOIT DE MA MAISON

“Green green grass of home”

長い旅行はおわり

ぼくは故郷に帰る

足どりも軽く

家へ向かう道を歩く

 

何もかも変わってるんじゃないかと心配

けれど何も変わってないみたい

ほら あの娘の家の屋根が見える

 

僕らの庭は花ざかり

そして君が笑ってる

ほら あの娘の家の屋根が見える

 

壁も古びてはいない

家はいつも微笑んでいる

そして古い樫の木は

春の衣装をつけた

 

僕は突然眼が覚めた

四方を灰色の壁に囲まれて

遠くへ

僕の夢は逃げて行った

明日 最初の汽車で

僕は故郷へ向かう

家の庭木戸を開けるため

 

あの美しい庭では

花ざかり

そして君が笑ってる

明日は家に帰ろう

牢獄の窓から、はるか故郷に続く空を眺め、望郷の思いを唄ったこの曲を、NANAはしっとりと唄い上げております。日本語歌詞による“想い出のグリーン・グラス”では味わうことが出来ない物語が、NANAにより語られております。