NANA MOUSKOURI “レット・イット・ビー”
写真は、アルバム・タイトル≪ナナ・ムスクーリ・ストーリィー≫(FONTANA FDX-507 1974)の邦盤LPの表面です。NANAの初来日の後に発売されたLPで、デビューから1974年までの彼女の軌跡をたどるアルバムとなっております。また、ナナ・ムスクーリの紹介記事には、彼女を育て上げたフランスのフィリップス・レコードの常務ルイ・アザン氏によるNANAの専属契約に至るまでのエピソードが紹介されています。
今回は、本LPに収容されている≪レット・イット・ビー≫を紹介致します。この曲は、皆様御存知のビートルズによる1970年のヒット曲で、メンバーのジョン・レノンとポール・マッカートニーの作品です。ビートルズとしての最後の映画となった『レット・イット・ビー』のテーマ曲として使用されました。映画の中で、何回も繰り返し歌われるこの曲は、本当に意味深げでした。
“レット・イット・ビー”について (Wikipediaより)
レット・イット・ビー LET IT BE
僕が困難の中にいるとわかった時
母が僕の所へやって来て
賢明にも“あるがままにしてなさい”と言ってくれる
また、僕の目の前が真っ暗になっても
彼女は僕の前に立って
“あるがままにしてなさい”と話しかける
レット・イット・ビー・・・・・・・
ささやく言葉は“レット・イット・ビー ”
この世に傷心の人が住んでいても
答えはいつも“レット・イット・ビー”レット・イット・ビー・・・・・・・・・
お互いが別れようとも
また、会うことだって出来るんだ
答えはいつも“レット・イット・ビー”
レット・イット・ビー・・・・・・・・・
返って来る答えはいつも“レット・イット・ビー”
レット・イット・ビー・・・・・・・・・
導いてくれる言葉 それは“レット・イット・ビー”
夜 曇りとなっても
僕には輝く光りがある
明日までずっと輝いておくれ“レット・イット・ビー”
音楽で目を覚ますと
母が僕の所へやって来て
賢明にも“あるがままにしてなさい”と言ってくれる
レット・イット・ビー・・・・・・・・・
マイク・サムズ・シンガーズのバッキングが、ゴルペソ・ソングを思わせるムードを生んで、NANAのしっとりとしたヴォーカルが心の底にじんと広がり、歌唱をさらに印象深いものとしています。あるがままを、あるがままに・・・・・・。