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NANA MOUSKOURI “ある愛の詩”

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NANA MOUSKOURI “ある愛の詩”

写真上は、アルバム・タイトル≪ある愛の詩LOVE STORY・・NANA( FONTANA SFX-7437 1974?)の邦盤LPの表面、写真下はその裏面です。LPの紹介帯には、≪歌う恋人ナナ・ムスクーリのワールド・ヒット曲集、「ある愛の詩」から「サインはピース」まで、ビューティフルな歌声!!≫と紹介されています。

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ある愛の詩

今回は、本LPに収められている≪ある愛の詩≫を紹介致します。この曲は、フランシス・レイが作曲した1970年の映画主題曲で、この年のアカデミー・オリジナル作曲賞に輝きました。この曲にカール・シグマンが英語詞を書き、アンディ・ウィリアムスを初め、多数の歌手が取り上げて競作となりました。甘く切ないメロディのこの曲は、曲自体も大変ドラマチックな作品です。環境のまったく異なった世界に育った、男と女の悲しくも美しい恋の物語です。

映画≪ある愛の詩≫について

ライアン・オニール、アーリー・マッグロウ主演のアメリカ製純愛映画

オリバーが初めてジェニーに会ったのは大学の図書館だった。オリバーは富豪の息子で世間知らず、ジェニーはイタリア移民の菓子屋の娘であった。あまりの身分の違いが、二人を引きつけ合い、お互いが恋の虜になっていった。
ジェニーは、実らないであろう恋の悲しみから逃れようと考えたが、オリバーは問題にせず結婚を申し込んだ。オリバーは両親にジェニーを会わせたが、彼と父との間には深い溝があった。ジェニーの父は二人を歓迎しながらも前途を心配した。
そして二人は結婚、生活は貧しかったが愛し合う二人は幸福だった。ジェニーは学費と生活費のために働いた。やがてオリバーが大学を卒業して二人はニューヨークのアパートを借り、オリバーは法律事務所へ勤めることなった。ある日、オリバーは医者から妻のジェニーに死期が迫っていると聞かされた・・・。

ある愛の詩 LOVE STORY

どこから始めましょう
どんなに愛が素敵なものであるかというお話を
甘い恋の物語
海よりも深い
彼が私に与える 唯一の恋の真実
どこから始めましょう


彼は最初の言葉で
私の孤独な世界に花を咲かせました
ほかに愛があるでしょうか 
時があるでしょうか
彼は 私の世界に入って来て 私の人生を素晴らしくしました
彼は 私の心を満たします


彼は どんなにか私の心を満たすでしょうか
天使の歌と熱い言葉で
彼は 私の心を 豊かな愛で満たします
だから 何処へ行っても淋しくはありません
一人の彼は 淋しいことでしょう
私はいつも彼の腕を求めています


どんなに永く続いたことでしょう
愛を 一日の時間で計ることが出来ましょうか
私は答えを知りませんが
私にはこれしか言えません
私は 宇宙の星が燃え尽きてしまうまで 彼について行くでしょう
そして彼は 私を待っていてくれるでしょう

NANAはアラン・ゴラゲールの編曲・指揮による伴奏で、感情過多になるのを避けて、しみじみと淡々に唄い、深い感銘を与えます。この曲にしみじみとした味わい深い表情を与え、気持ちよく聞かせてくれます。