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NANA MOUSKOURI “ラスト・ソングを二人で”

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NANA MOUSKOURI “ラスト・ソングを二人で”

写真上は、アルバム・タイトル≪青空の恋人/ナナ・ムスクーリPHILIPS FDX-309 1977)の邦盤LPの表面、写真下はその裏面です。このアルバムは、1976年の録音で、ナナのさりげない素直なフィーリングの中に、彼女ならではのユニークな個性が発揮されているアルバムです。また、“知られざる名曲”を数多く収録し、すぐれた作品を厳選して唄っており、彼女の主張が伺えます。

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ラスト・ソングを二人で

今回は、本LPに収められている≪ラスト・ソングを二人で≫を紹介致します。この歌の原曲は、アメリカのシンガー・ソングライターであるニール・セダカが作曲し、彼の相棒であるハワード・グリーンフィールドが作詞した1974年の作品(ラスト・ソングを二人で Our last song together)で、セダカ自身のほかに多くの歌手によって唄われヒットしました。この曲に、クロード・ルメールがフランス語歌詞を書き、仏題は《初めて一緒に唄う歌》という歌になりました。『初めて一緒に歌うシャンソン、今の幸せが何時までも続いてほしい・・・。』と愛を願うささやきがつづられております。ナナは英語歌詞にても録音しておりますが、フランス語歌詞で愛のささやきを唄います。

ラスト・ソングを二人で  LA PREMIERE CHANSON ENSEMBLE

これはもろくて ほんとにちっぽけ
今日生まれた この愛・・・
これは内気で ためらいがち
まるで 春の始まりのよう
二人共 まだよく分からないの
これが続くのか
それとも 最初の北風で
裂かれてしまうのか


初めて一緒に歌うシャンソン
本当に 初めての愛の叫び
耳を貸してくれる人に 囁くの
今の幸せが いつまでも 続いてほしい・・・


貴方の目で 私は美しくなり
貴方の火で 私は輝き
貴方と 同じ名前になるの
指輪は無くても
そして たとえ世界が
狂ったリズムになったとしても
唄が 変わったとしても
ルフランは 私達・・・


初めて一緒に歌うシャンソン
本当に 初めての愛の叫び
耳を貸してくれる人に 囁くの
今の幸せが いつまでも 続いてほしい・・・


ラララ・・・・・
アバンチュールがこうだったの
貴方と私が巡り合った
傷つくのは 何時でしょう
きっと 貴方が変わる時
貴方は かけがえの無い愛の誓い
私の最後の贈り物
貴方は かけがえの無い声
二人で デュエットをするために


初めて一緒に歌うシャンソン
本当に 初めての愛の叫び
耳を貸してくれる人に 囁くの
今の幸せが いつまでも 続いてほしい・・・


ラララ・・・・・
初めて一緒に歌うシャンソン
本当に 初めての愛の叫び
耳を貸してくれる人に 囁くの
今の幸せが いつまでも 続いてほしい・・・

ナナが唄う<愛のささやき>の演唱は、何とも言えない情感を醸し出しており、心に沁み渡って来ます。彼女ならではの個性が光る佳曲です。