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NANA MOUSKOURI “リザなんて呼ばないで”

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NANA MOUSKOURI “リザなんて呼ばないで”

写真は、アルバム・タイトルNANA MOUSKOURI “Quand tu chantes”≫PHILIPS 9101 093 1976 CANADA)の洋盤LP見開きのスナップ写真です。このアルバムは、1976年の録音で、ナナのさりげない素直なフィーリングの中に、彼女ならではのユニークな個性が発揮されています。日本にては、同様の邦盤LPが≪青空の恋人/ナナ・ムスクーリPHILIPS FDX-309 1977)として発売されています。

リザなんて呼ばないで

今回は、これらレコードに収められている≪リザなんて呼ばないで≫を紹介致します。この曲の原曲は、アメリカのカントリー・シンガーソングライターであるジェシー・コルターが1975年に発表した≪アイム・ノット・リサ[I’M NOT LISA]≫という作品で、全米でヒットしました。この曲に合わせて、クロード・ルメールがフランス語歌詞を書きました。<リザという女性に失恋し、人生を捨てようとしている彼に、彼女は優しく慰め、語り掛けていきます・・・。>ナナは、アラン・ゴラゲール編曲・指揮の伴奏に乗って、情緒豊かに唄います。

リザなんて呼ばないで JE NE SUIS PAS LISA

私はリザじゃない・・・
ノン 私じゃない・・・
彼女は貴方を捨てたわ
私はここ
私の目を見てちょうだい
リザの目は ブルーだったはずよ
人は自分に合った
人生を 
夏を過ごすのよ


太陽の通り道
蜜蜂達のロンド
貴方は彼女のせいで
人生をやめようとするの?
大西洋はいつものまま
クリスマスももうすぐよ
人生を楽しむの
私の声で歌うのよ
人生 リザはもう居ないわ
リザ・・・


私はリザじゃない・・・
ノン 私じゃない・・・
彼女は貴方を捨てたわ
私はここ
私の目を見てちょうだい
リザの目は ブルーだったはずよ
人は自分に合った
人生を 
夏を過ごすのよ


私はリザじゃない・・・
私の名は“ナナ”・・・

ナナは、アラン・ゴラゲールの効果的な伴奏に乗って、彼へのゆれるような想いと、微妙に揺らぐ心境を、あますことなく素直な個性で表現します。