NANA MOUSKOURI “ロジアーナ”
写真は、アルバム・タイトル≪DIS-MOI 愛のささやき/ナナ・ムスクーリ≫(FONTANA SFX-5069 1973?)の邦盤LPの表面です。このLPは、1971年と1972年に録音された曲で編集、全ての曲がフランス語歌詞にて構成されております。ナナの円熟味を増した魅惑の唄声を、充分に味わうことが出来るアルバムとなっております。
ロジアーナ
今回は、本レコードに収められている≪ロジアーナ≫を紹介致します。この曲は、アメリカのジャズ・コーラス・グループであるマンハッタン・トランスファーの1969年の結成当初(1971年に解散、1973年に再結成)に発表されたアルバムに収録されており、T・カッシュマン、G・ピスティリ及びT・P・ウエストの3人による作品で、日本では≪ロシアンナ≫として紹介されていました。この曲に合わせて、ピエール・ドラノエがフランス語歌詞を書きました。ナナは、アラン・ゴラゲール編曲・指揮の伴奏に乗って、ロジアーナへの想いを唄います。
ロジアーナ ROSIANNA
彼はルイジアナの自分の家に帰る
ニューオリオンズに着いて
独り言を云う 俺のロジアーナに会うんだ
俺は兵隊の中で 一番幸福だ
ルイジアナに住んでるっていうのは 何ていい
ロジアーナみたいな娘を 好きになってる時
こんなに綺麗な娘は 居やしない
こんなブロンドで 気立ての優しい娘は
愛してるんだ
明日 結婚しに行こう
彼はずっと前から 出掛けてて
南軍は戦争に負けたけど
けれど彼は歌ってる ロジアーナに会うんだ
そこがヤンキーと違うとこ
もし彼女が ルイジアナに居なかったら
もし俺のルイジアナが行ってたら
アラバマか ヴァージニアか カロライナか
テネシーか フロリダに
手でも鼻でも引っ掴んで 連れて来よう
ルイジアナに住んでるっていうのは 何ていい
ロジアーナみたいな娘を 好きになっている時
こんな綺麗な娘は 居やしない
こんなブロンドで 気立ての優しい娘は
愛してるんだ
明日 結婚しに行こう
もし彼女がルイジアナに居なかったら
もし俺のルイジアナが行ってたら
アラバマか ヴァージニアか カロライナか
テネシーか フロリダに
手でも鼻でも引っ掴んで 連れて来よう
ナナは、軽快な伴奏に乗って、ルイジアナに居る恋する娘ロジアーナへの愛を、巧みなフィーリングで唄います。