Sound Gallery ブログ

吉祥寺のオーディオ機器とNana Mouskouriのレコード・CD専門店ブログ。

NANA MOUSKOURI “オー・ホーリー・ナイト”

f:id:soundgallery:20181217084903j:plain

NANA MOUSKOURI “オー・ホーリー・ナイト”

写真上は、アルバム・タイトル≪CHRISTMAS WITH NANA MOUSKOURI≫PHILIPS 6444 575 1972 ENGLAND)の洋盤LPの表面、写真下はその裏面です。本LPは、NANAが要望に応えて1972年に発表したクリスマス・アルバムです。期待にたがわぬ素晴らしい出来栄えで、クリスマス・ソングの決定版といえるLPです。日本にては、同様の邦盤LPが、ナナ・ムスクーリ クリスマス・アルバム≫(FONTANA SFX-5086 1973)として発売されています。

f:id:soundgallery:20181217084925j:plain

オー・ホーリー・ナイト

今回は、これらレコードに収められている≪オー・ホーリー・ナイト≫を紹介致します。≪オー・ホーリー・ナイト≫は有名なクリスマス・ソングですが、ナナが唄うのは原曲であるフランスのキャロルで、フランス語による原題は<クリスチャンの真夜中>という意味です。原詩はブラシード・カポーによるフランスの詩に、バレエ曲<ジゼル>の作曲名として知られるフランスの作曲家アドルフ・アダムがメロディーをつけたクリスマス・キャロル英語圏では、ジョン・サリバン・ドワイトが英訳した<O HOLY NIGHT>が知られている。日本では、ドワイトの詩を由木康が翻訳し、<さやかに星はきらめき>として讃美歌に収録されております。この歌は、1847年のクリスマス・イブにて初めて唄われたとされています。ナナは、フランス伝統のキャロルを粛々と唄います。

オー・ホーリー・ナイト MINUIT CHRETIENS

聖なる真夜中は おごそかな時
神の子が 私達のところまで降りて来た
原罪を消しに そして
父の怒りを 鎮めるために
世の中は 希望に震えて
今夜 救い主を受け容れる
人々は膝まづいて その解放を待っている
ノエル ノエル 救世主が現われた
ノエル ノエル 救世主が現われた


救世主は 全ての戒めを解き
地上は自由になり 天は開かれた
彼の会う兄弟は 奴隷でしかなかった
鉄の鎖が 愛に変わった
彼に感謝を捧げよう
彼が生まれ 苦しみ
死ぬのは 私達みんなのためだから
人々は立ち上がって その解放をうたう
ノエル ノエル 救世主をうたおう
ノエル ノエル 救世主をうたおう

ナナは、ジョルジュ・ペツィラスのアレンジによるジ・アテニアンズの伴奏をバックに、クリスマスの夜の祈りを敬虔に唄います。

本年最後のブログとなります。来年も出来る限りナナ・ムスクーリに関する記事を書いていければと思いますが、ネタも尽きて来ており、どうなることやら・・・。
皆様、良いお年をお迎え下さい!