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NANA MOUSKOURI “春の光の中で”

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NANA MOUSKOURI “春の光の中で”

写真は、アルバム・タイトルNANA MOUSKOURI “Quand tu chantes”≫PHILIPS 9101 093 1976 CANADA)の洋盤LPの表面です。このアルバムは、1976年の録音で、ヒット・パレードを賑わした曲だけでなく、<知られざる>名曲を厳選して取り上げております。ナナのさりげない素直なフィーリングの中に、彼女ならではのユニークな個性が発揮されています。日本にては、同様の邦盤LPが≪青空の恋人/ナナ・ムスクーリPHILIPS FDX-309 1977)として発売されています。

春の光の中で

今回は、本LPに収められている≪春の光の中で≫を紹介致します。この歌は、フランスのピアニストで作曲家・演奏家としても知られ、ナナとも関わりが深いアラン・ゴラゲールのオリジナル曲、クロード・ルメールがフランス語歌詞を書いたもので、仏題は≪それはいつも春≫です。<私に青春を与えてくれる時 二人の時 それはいつも春なの>と、二人で生きる喜びが願いを込めて綴られております。ナナの元気で溌剌とした唄声が楽しめます。

春の光の中で C’EST TOUJOURS LE PRINTEMPS

たとえ冬が雪の話をしてくれても
たとえ夏が収穫の話をしてくれても
秋は白ぶどう酒を隠すことができ
二人の時は それはいつも春なの
私はすべての世界を知りたいの
でも四季によっては行かないつもり
私に青春を与えてくれる時に行くわ
二人の時は それはいつも春なの


さあ 人生はここよ
そう 人生はうまくいっている
さあ 雨もあがるわ
そう ツバメが戻ってくるわ
花達には色がついている


冬の前 真夏まで
サクランボの山と小麦の歌
クリスマスの夜やヨハネの祝日の朝
二人の時は それはいつも春なの
私達は二人でカレンダーを創るの
限りない夜と長い休祭日
そして行先も 時間も知らないで
二人の時は それはいつも春なの


さあ 人生はここよ
そう 人生はうまくいっている
さあ 雨もあがるわ
そう ツバメが戻ってくるわ 
私達の心には色がついているの


たとえ冬が雪の話しをしてくれても
たとえ夏が収穫の話しをしてくれても
秋は白ぶどう酒を隠すことができ 
二人の時は それはいつも春なの
私はすべての水平線を知りたいの
でも四季によっては行かないつもり
私に青春を与えてくれる時に行くわ
二人の時は それはいつも春なの
二人の時は それはいつも春なの
二人の時は それはいつも春なの

ナナは、アラン・ゴラゲール編曲・指揮による軽妙な伴奏に乗って、<二人の春>への想いを爽快な唄声で聞かせます。