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吉祥寺のオーディオ機器とNana Mouskouriのレコード・CD専門店ブログ。

NANA MOUSKOURI “過ぎ行く人生”

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NANA MOUSKOURI “過ぎ行く人生”

写真上は、アルバム・タイトル≪JE CHANTE AVEC TOI LIBERTE≫PHILIPS 6399 295 1981 HOLLAND)の洋盤LPの表面で、写真下は見開きのスナップ写真です。NANAは、1980年代に入ると精力的な活動を開始し、自分の持ち味にピッタリ合った曲を選んで歌い込んだアルバムを発表するようになります。このアルバムも、そんな線上に位置する1アルバムで、ヨーロッパの気品を讃えたソフト・ヴォーカルを楽しむ事が出来ます。

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過ぎ行く人生

今回は、本LPに収められている≪過ぎ行く人生≫を紹介致します。この曲は、本LPの編曲とオーケストラの指揮を担当したアラン・ゴラゲールが作曲し、クロード・ルメールが作詞した作品です。《人生の半ばを振り返りつつも、残りの人生をあるがままに後悔しないで生きて行きたい・・・。》という思いが込められた歌です。ナナは、≪過ぎ行く人生≫の未来に向けて、明るく語り掛けていきます。

過ぎ行く人生 LA MOITIE DE MON ROMAN

こうして人生は過ぎて行く 時間は過ぎて行く
朝から 春に降った雪から
こうして毎日は過ぎて行く 人々は去って行く
愛や お金を追いかけて
他のことは 何も見ない
少しずつ 現在が 
重い過去になって行く
人は 時代遅れの旅人


これは 私のロマンの半分
これは 私の話の半分
時の流れと共に 歩く私
目の悪さも 思い出の一つ
半分過ぎた 私の愛
私の悲しみ 私の怒り
もう半分 生きて行きたい
後ろを振り向かず
子供の様に 広い心で
私のロマンのもう半分


私も失ったし 手に入れた
でも 決してだましはしなかった
私も 真面目な友が
離れて行くのを見た
でも 締めくくりは
いつもバランスがとれていた
もし千年生きたとしても
いつも いい方向へ行けるでしょう


これは 私のロマンの半分
これは 私の話の半分
時の流れと共に 歩く私
目の悪さも 思い出の一つ
半分過ぎた 私の愛
私の悲しみ 私の怒り
もう半分 生きて行きたい
後ろを振り向かず
子供の様に 広い心で
私のロマンのもう半分
ラ ラ ラ・・・・

ナナは、ギルシャの曲かと思わせるようなリズミカルなサウンドに乗って、円熟味を増した唄声を聴かせてくれます。

NANA MOUSKOURI “二人の足跡”

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NANA MOUSKOURI “二人の足跡”

写真は、アルバム・タイトル≪toi qui t’en vas NANA MOUSKOURI≫PHILIPS 9101 015 1975 FRANCE)の洋盤LPの表面です。このLPは、1975年にベルギーの首都ブリュッセルにあるモルガン・スタジオにて録音されたものです。アレンジと伴奏指揮は、フランス・ポピュラー音楽界の才人アラン・ゴラゲールで、ナナの円熟味豊かな好唱盤です。日本では、ナナ・ムスクーリ/立ち去る人≫PHILIPS FDX-203 1976)として発売されています。

二人の足跡

今回は、本LPに収められている≪二人の足跡≫を紹介致します。この曲は、クロード・ルメール作詞、アラン・ゴラゲール作曲の歌で、フランス語の原題は“私達の歴史”です。≪二人の愛の歴史も、いつしか暗闇の中に消え去ってしまうもの・・・。でも、二人の愛は・・・。≫という内容が唄われた佳曲です。ナナは、1976年にはブラックバーンの英語歌詞(英題は“YOUR LOVE , MY LOVE”)にても、“二人の足跡”を録音しています。英語歌詞では、≪うつろいゆく世の中に、唯一つかわることのない二人の愛を信じて・・・。≫と唄っております。ナナは、1975年に録音したフランス語歌詞にて唄います。

二人の足跡 L’HISTOIRE DE NOUS

それは暗闇の中へ
紛れ込んでしまうもの
誰も 子供と大人の為に
話を作ったり しないでしょう
世界の歴史の中で
それは何の役にも 立ちません
私達の歴史


一体何を作る事が出来るでしょう
一度だけ
王子達のような
素晴らしい 愛を作りました
そして 眠れる森の美女達も
私達は それをとても羨みました
私達の歴史


全ての伝説は 似ています
私達に似ています
でも一番美しく 一番優しいのは
それは私達・・・


新しい日が訪れる毎に
歓迎され
人はどの街角にも
アメリカを発見します
それは一万と一夜
永遠の出会い
私達の歴史


私達が100歳になった時
戦いに疲れた 私達の心が
平和な時代を求めた時 終わるでしょう
それでもこの世界を
下に見たりは しないでしょう
私達の歴史


全ての伝説は 似ています
私達に似ています
でも一番美しく 一番優しいのは
それは私達・・・


それは暗闇の中へ
紛れ込んでしまうもの
誰も 子供と大人のために
話を作ったり しないでしょう
世界の歴史の中で
それは何の役にも 立ちません
私達の歴史
私達の
私達の・・・

そのはかない愛の美しさを、ナナはしっとりと唄い、私達にしみじみとした感銘を与えてくれます。

NANA MOUSKOURI “はじめて会った時に”

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NANA MOUSKOURI “はじめて会った時に”

写真上は、アルバム・タイトル≪OVER AND OVER・NANA MOUSKOURI≫(FONTANA 885 551 STL5511 1969)の洋盤LPの表面です。写真下は、アルバム・タイトル≪OVER & OVER/NANA MOUSKOURI ≫(FONTANA SFX-7354 1971?)の邦盤LPの表面です。このアルバムには、1960年代のナナ・ムスクーリのヒット・ナンバーが収められております。各国のフォーク・ソングを中心とした優れた曲が選曲されており、聞く人の心に何かを訴えかけてくれるアルバムとなっております。

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はじめて会った時に

今回は、これらLPに収められている≪はじめて会った時に≫を紹介致します。この曲は、スコットランドのフォーク・シンガーであるイワン・マッコールが、1957年に恋人の為に捧げた作品です。この曲は、1969年1月にリリースされたロバータ・フラックのデビュー・アルバムに、《邦題名;愛は面影の中にとして発表されましたが、当時はあまり話題になりませんでした。しかし、1972年にクリント・イーストウッドの主演監督作品恐怖のメロディー》に採用されて大ブレイクとなり、ミリオン・セラーを記録してグラミー賞を受賞しました。数多くの歌手がこの曲を取り上げていますが、ナナもいち早くからレパートリーに取り入れて唄っていました。ナナの魅惑の歌声が、素敵なラブソングをロマンチックに彩ってゆきます。

はじめて会った時に THE FIRST TIME EVER (I saw your face)

はじめて私が貴方の顔を見た時
貴方の瞳に 太陽が昇って行くように思えました
そして月や星屑は 貴方が捧げる
闇と果てしない夜空への接吻
闇と果てしない夜空への接吻


はじめて貴方の唇に触れた時
囚われた小鳥の 震える心のように
手の中で 大地が揺れるのを感じました
そして恋は私のものになったのです
私のものになったのです


はじめて貴方の傍で眠った時
私達の心は 一つになったのです
二人の歓びは 大地を包み
いつまでもいつまでも 流れていくのです
時の流れの果てまでも・・・・


はじめて貴方に会った時

名作として知られる恋の歌を、ジ・アテニアンズをバックにナナは情感を込めてしっとりと唄い込んでゆきます。『はじめて貴方を見た時、太陽が昇ったような気がしました。・・・・』