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NANA MOUSKOURI “太陽の微笑みのように”

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NANA MOUSKOURI “太陽の微笑みのように”

写真は、アルバム・タイトル≪太陽の微笑みのように≫PHILIPS SFL-1267 1969?)の邦盤EPです。A面が“太陽の微笑みのように”で、B面は当ブログで以前に紹介した“太陽とそよ風の下で DANS LE SOLEIL ET DANS LE VENT”が収録されています。NANAが1960年にフランスでデビューしてから10年目頃の曲で、当時よりNANAはメロディーの美しい、すぐれた歌詞の曲を選曲して唄っていました。

太陽の微笑みのように

今回は、本EPのA面に収められている≪太陽の微笑みのように≫を紹介いたします。この曲は、アメリカのフォーク・トリオ、ピーター・ポール・アンド・マリーのヒット曲としておなじみの≪デイ・イズ・ダーン≫をアレンジしたものです。作詞・作曲はPP&Mのメンバーの一人であるピーター・アローです。≪DAY IS DONE≫の原詩は、我が子にこれからの人生を語りかける語り口で綴られていますが、ある意味での≪この世の真実≫が語られております。NANAはセルジュ・ラマのフランス語訳詩で唄います。

太陽の微笑みのように MON ENFANT

坊や どうして泣いているのか言ってごらん
そんなに泣かないで
何かにおびえているようね
ママもあなたの年頃には 恐いことがあったわ
ねえ坊や


でもママの手を取ってごらんなさい
晩になれば すべてがうまくいくわ
ほら ママの手を取ってごらんなさい
すべてがうまくいくわ
ねえ坊や


日が暮れる時
日が暮れる時
日が暮れる時
ねえ坊や


いつかは大人にならなければならないのよ
この世界は 子供達のためにだけあるものではないの
あなたがいなくても この世界はあるのですよ
どうしてなんて 聞かないで
ママにも それは分からないの


もしママの手を取れば
日が暮れても 良いことがあるでしょう
もしママの手を取れば
あなたにとって良いことがあるでしょう


どうして笑っているの
子供だった頃を覚えているの
お日様のいない雨空に
虹をかけてくれた子よ


もしママの手を取ってくれるなら
日が暮れる時 もしママの手を取ってくれるなら
ねえ坊や すべてがうまくいくのよ
ねえ坊や


ママの手を取ってごらん
良い気分になりますよ
ほらママの手を取ってごらん
良い気分になりますよ
私の息子よ 私の手を取ってごらん
日が落ちる時

NANAは、我が子にやさしく語りかけるように唄っております。ひと言ひと言に思いを込めて語ります。≪坊や、何が起こってもママの手を取っていれば安心ですよ。たとえ、太陽が沈んだとしても、泣かないで!≫