NANA MOUSKOURI “シルタキを踊ろう”
写真上は、アルバム・タイトル≪NANA MOUSKOURI A PARIS≫(PHILIPS 6641 919 1979 FRANCE)の洋盤LPの表面、写真下はLP見開きのスナップ写真です。このLPは、1978年10月、パリ・オランピア劇場でのステージの模様を収めたアルバムです。ナナの魅力が、ナマのステージそのままの雰囲気で伝わって来ます。日本にては、同様の邦盤LPが同タイトル(PHILIPS FDX-453~4 1979)として発売されています。
シルタキを踊ろう
今回は、本LPに収められている≪シルタキを踊ろう≫を紹介致します。この歌は、ギリシャのブズーキ奏者として知られるGiorgos Zampetasの曲に、同国のAlekos Sakellariosが歌詞を書いたものです。<シルタキ>は、ギリシャを起源とする大衆舞踊でありますが、もともとはナナの故郷であるクレタ島のダンスであったとされています。横一列になるか輪を作り、両隣の人の肩に手を置いて踊るもので、列になって踊るスタイルの方が伝統的であるとされています。
シルタキを踊ろう SIKO CHOREPSE SIRTAKI
La la lalala・・・・・・
さあ立ち上がって
強烈なリズムのシルタキを踊ろう
近所の人を悩ませるような
そんなダンスを
さあ来て私の肩を抱き
右に回って
そして貴方が通りに出てしまったら
タクシーに乗せてあげるわ
La la lalala・・・・・・
私はうんと
楽しみたいの
ブズーキの音色に
今夜は夜を明かす
貴方の言うようにするわ
お酒の給仕もするわ
今夜は私
貴方を自慢したいの
La la lalala・・・・・・
ナナの唄声は、祖国ギリシャ(クレタ島)に由来する楽しい踊り(シルタキ)を観客の合いの手と一体となり、劇場も一段と盛り上がります。