Sound Gallery ブログ

吉祥寺のオーディオ機器とNana Mouskouriのレコード・CD専門店ブログ。

NANA MOUSKOURI “赤い月”

f:id:soundgallery:20201119085116j:plain

NANA MOUSKOURI “赤い月”

写真上は、アルバム・タイトルナナ・ムスクーリギリシャを歌う≫PHILIPS FDX-378 1978)の邦盤LPの表面です。本LPは、ナナがその本領を発揮した、記念すべき素晴らしいアルバムです。彼女が唄うのは生まれ故郷のギリシャの歌で、作曲者はギリシャの2大作曲家であるマノス・ハジダキスとミキス・テオドラキスの作品が収められています。写真下は、洋盤EPNANA MOUSKOURI chante en grec》(FONTANA 460.928 ME 1965 FRANCE)の表面で、ナナの初期の頃のヒット曲4曲が収められています。

f:id:soundgallery:20201119085238j:plain

赤い月

今回は、これらレコードに収められている≪赤い月≫を紹介致します。この曲は、ナナの恩人であるギリシャの作曲家マノス・ハジダキスの作品です。マノスは、1958年にナナと知り合い、以降、彼女に幾つもの作品を提供、彼女の成功に力を貸して<育ての親>となりました。この曲は、仏題では≪La lune rousse ≫、英題では≪The Moon is Red≫として紹介されています。ナナの若い頃の溌剌とした唄声が楽しめます。

赤い月 TO FEGARI INE KOKKINO

月は赤く 川は深く
そして私の愛は
貴方の手の中に
それは白い小鳥


月は緑に 川は青く
愛する人
さあ明日の朝まで踊りましょう
愛する人
さあ明日の朝まで踊りましょう


月は深い川に沈み
私の愛はキャンドルのように
黄色く灯る
愛する人よ 
さあ明日の朝まで踊りましょう
愛する人
さあ明日の朝まで踊りましょう


月は深い川に沈み
私の愛はキャンドルのように
黄色く灯る
愛する人
さあ明日の朝まで踊りましょう
愛する人
さあ明日の朝まで踊りましょう

赤い月・緑の月;月が緑色や赤っぽく見えるのは、大気の影響による現象で、大気中を通って来る月からの光が散乱されて、緑色や燃えるような赤色といった、変わった色で見えることがあるそうです。

ナナは、ギリシャ色が満載なメロディー・ラインに乗って、<明日の朝まで踊りましょう>愛する人に語り掛けていきます。