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NANA MOUSKOURI “ク・ク・ル・ク・ク・パロマ(仏語歌詞)”

NANA MOUSKOURI “ク・ク・ル・ク・ク・パロマ(仏語歌詞)”

写真上は、アルバム・タイトル≪ベスト・アプローズ/ナナ・ムスクーリオランピア劇場実況録音盤≫(FONTANA FD-9273-4)の邦盤LPの表面です。1969年1月13日、ナナはパリのオランピア劇場で、ジ・アテニアンズをバックにワンマンショーを開き、大成功を収めました。スタジオ録音では味わえないステージでの歌唱を楽しむことが出来るアルバムです。写真下は、洋盤EP(NANA MOUSKOURI FONTANA 260 151 TF HOLLAND)の表面で、ナナの初期の頃のヒット曲2曲が収められています。

ク・ク・ル・ク・ク・パロマ(仏語歌詞)

今回は、これらレコードに収められている≪ク・ク・ル・ク・ク・パロマ(仏語歌詞)≫を紹介致します。この曲は、メキシコのトマス・メンデスが、ウァパンゴというリズムを使って、1954年に発表した名歌です。スペイン語の歌詞は<居なくなった恋人をしたって、夜も眠らず泣きくらし、ついに死んでしまったひとりの男の魂が、一羽の鳩に生まれ変わり、今も彼女の帰りを待ちながら、ククルククと鳴いている。>という、哀れな物語が綴られておりますが、ここではエディ・マルネとジャック・ラリュのフランス語歌詞で唄われ、内容も原詩とは異なります。英語歌詞(CU CU RRU CU CU PALOMA)の歌は、以前に当ブログにて紹介しております。

ク・ク・ル・ク・ク・パロマ(仏語歌詞) COU COU ROU COU COU PALOMA

無限につづく雲の道を
風は吹き払い
海は岸辺に語りつづける波の音
耳かたむける私もやがて倦怠に
空に舞う鳥の唄をわかってあげるのは
この私ひとり
ふるえる心で私は待ち続ける
いつの日かその鳥に代わってやってくるものを


ククルクク パロマ
ククルクク パロマ
鳩よ教えておくれ この世に愛があるものなのか
ただいたずらに空しく悲しい日々のみを過ごしているこの私にも


空しく自由な私の心を
愛する人がやって来てつかまえてくれようか
生きたい 私は歓びに生きたい
けれど私は知らない誰かが私にそうさせてくれるのか
この私が今できるのは
ただあの空に舞う鳥の詩をわかること
雲から雲に出ては入り
舞う鳥の声に私は夢をたくす


ククルクク パロマ
ククルクク パロマ
鳩よ教えておくれ この世に愛があるものなのか
ただいたずらに空しく悲しい日々のみを過ごしているこの私にも


そしてこよい私はもう悲しくはない
私は知った 知ることができた
愛がこの世にあると
ククルクク
ククルクク
ククルクク
こんなに確かにあると

ナナは、ジ・アテニアンズによる軽快なアレンジと伴奏に乗って、この哀れな願いを鳩にたくして軽妙に淡々と唄い上げていきます。