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NANA MOUSKOURI “夏と秋の恋”

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NANA MOUSKOURI “夏と秋の恋”

写真は、アルバム・タイトルナナ・ムスクーリ/夢がある限り≫(FONTANA FDX-133 1975)の邦盤LPの表面です。このLPは、フランス語歌詞の曲を中心に、オリジナル・ナンバーのほか、国際色豊かにイギリス、アメリカ、ドイツ等の歌が取り上げられ、ナナの情感豊かに唄い上げる愛と夢が溢れるアルバムとなっております。

夏と秋の恋

今回は、本LPに収められている≪夏と秋の恋≫を紹介致します。この曲は、カナダのシンガー・ソングライターであるゴードン・ライトフットの1974年のビルボードNo.1ヒット曲(SUNDOWN;サンダウン)です。この曲に合わせて、クロード・ルメール、ピエール・ドラノエがフランス語歌詞を書いたもので、乙女の恋心が唄われています。ナナは、<貴方への愛>の様々な切ない想いを唄います。

夏と秋の恋 L’AMOUR C’EST COMME L’ETE

貴方が私の傍で眠り
私の腕から抜け出して
夢の中に現れる時
まどろみは 気持ちの良いもののはずでした
愛 それは繰り返しのようなもの
貴方は今日 愛を歌ったかと思うと
明日になれば忘れてしまう
愛 それは大洋
美しい星の下の散歩
そして人はしょっちゅう 我を忘れます


貴方は干し草の中の
時計の針でしかなかったのです
そして私は貴方を見つけ出すと思っていました
何も見つけ出さない私
愛 それは鳥のようなもの
遥か彼方を旅して
上空から飛び降りる
愛 それは風のようなもの
どこまでも熱く どこまでも冷たく
いつもそれは変化します


私は気がつかないで
あまりにも長い間 眠りすぎていました
そして貴方の旅立ちの日に
やっと目が覚めました
愛 それはラテン語のように 訳のわからないもの
貴方は 愛は忘れられるものと思っています
でも また愛はよみがえります
愛 それはポーカーのようなもの
そしていつものように
駆け引きの下手な者が失うのです


明日になって
日が昇らなかったら
貴方は 私には存在していなかったことが
お判りになるでしょう そんなことはあり得ません
愛 それは子供のようなもの
貴方は 子供にすべてを与えても
彼は大きくなったら去って行きます
愛 それは夏のようなもの
そしていろいろと振り返るために
秋が必要なのです


愛 それは夏のようなもの
そしていろいろと振り返るために
秋が必要なのです 


愛 それは夏のようなもの
そしていろいろと振り返るために
秋が必要なのです・・・・

ナナは、アラン・ゴラゲール編曲・指揮の軽快な伴奏に乗って、<貴方への愛>に想いを巡らす乙女の恋心を、巧みなフィーリングで唄います。