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吉祥寺のオーディオ機器とNana Mouskouriのレコード・CD専門店ブログ。

NANA MOUSKOURI “風の放浪者”

NANA MOUSKOURI “風の放浪者”

写真上は、アルバム・タイトルある愛の詩 LOVE STORY…NANA(FONTANA SFX-7437 1974)の邦盤LPの表面、写真下はその裏面です。ナナは、このLPでシャンソンギリシャのポピュラー・ソング、それにアメリカのヒット・ソングやニュー・フォークなどを歌っており、そのどれもが素晴らしく、ナナの個性と実力がよく示されています。彼女の魅力と歌曲の美しさをじっくりと味わい楽しめるアルバムとなっております。

風の放浪者

今回は、本LPに収められている≪風の放浪者≫を紹介致します。この曲は、アメリカの作曲家であるペリー・ボトキン・ジュニアが作曲し、アメリカのシンガー・ソングライターであるバリー・デ・ヴォーゾンが作詞した作品です。ここではナナは、フランス音楽界の大立者であり、映画音楽でも有名な才人であるミシュル・ルグランとデュエットで唄っています。

風の放浪者 WE DON’T KNOW WHERE WE’RE GOING

世界のあらゆる笑顔のために
泣いてる人がいる
そして 何かが生まれるたびに
何かが死んでいく
それでも川は流れ続ける
それが何なのか私達には分からない
そして 何処へ行くのかも分からない


晴れた空に
警告を発する灰色の空がある
そして 最も暗い夜にも
どこかで朝になっている
それでも風は吹き続ける
それが何なのか私達には分からない
そして 何処へ行くのかも分からない


一緒に結ばれている何かによって
それが何なのか私達には分からない
そして 何処へ行くのかも分からない


そして 何処へ行くのかも分からない

ナナは、ミシェル・ルグラン編曲による軽快なメロディー・ラインに乗って、≪何処へ行くのかも分からない≫とルグランと共に語り掛けていきます。