NANA MOUSKOURI “ニッケルズ&ダイムズ”

写真上は、アルバム・タイトル≪NANA MOUSKOURI／ROSES AND SUNSHINE≫(PHILIPS 9103 550 1979 CANADA)の洋盤ＬＰの表面、写真下はその裏面です。このアルバムは、ナナの本格的なアメリカ・デビュー・アルバムで、1979年9月の全米縦断公演でのコンサート曲目として、トラディショナル・ナンバーを中心にアメリカの人気シンガーの曲が収められています。日本では、同様の邦盤ＬＰが≪ナナ・ムスクーリ／愛はバラのように≫(PHILIPS FDX-463 1979)として発売されています。

ニッケルズ&ダイムズ

今回は、本ＬＰに収められている≪ニッケルズ&ダイムズ≫を紹介致します。この曲は、アメリカのシンガーソングライターであるドリー・パートン(Dolly Parton)の作品で、彼女の貧しかった子供の頃の想い出を綴ったような曲で、彼女の生き方を示しているようです。ナナは、この曲をアメリカでシングル・カットし、アメリカ上陸作戦の第一弾としています。原題の≪NICKELS AND DIMES≫には、わずかばかりの金、はした金といった意味合いもあります。

ニッケルズ&ダイムズ　NICKELS AND DIMES

子供の頃　よく街角に立っていた
人々が行き交う中　ギターを弾きながら歌っていた
歩道は混んでいたけれど　大声で歌っていた
気にしなかったから
自分の韻を踏むことに時間を費やす
そして　ニッケルとダイムのために

ニッケルとダイム
一度に一曲ずつ
ニッケルとダイムのために

彼等が旅立つ時　彼等の一日を明るくしたい
彼等が私のものを明るくしてくれるように
心に抱いた夢の歩道リハーサル
いつか私なりの特別な方法で
彼等のニッケルとダイムをすべて返済します

ステージに立ちながら毎晩歩道を思い出す
お金を払ってくれる人々のために　ギターを弾きながら歌う
だって皆が言う大事な時期にたどり着いたから
でもまだ覚えている　まだ何セントかニッケルとダイムの借金があるんだ

ニッケルとダイム
一度に一曲ずつ
ニッケルとダイムのために
心に抱いた夢の歩道リハーサル
時の隅にいた子供のことを覚えているなら
返済すると約束したことを
ニッケルとダイム

ニッケルとダイム
一度に一曲ずつ
ニッケルとダイムのために
心に抱いた夢の歩道リハーサル
時の隅にいた子供のことを覚えているなら
返済すると約束したことを
ニッケルとダイム

ニッケルとダイム
一度に一曲ずつ
心に抱いた夢の歩道リハーサル
時の隅にいた子供のことを覚えているなら
返済すると約束したことを
ニッケルとダイム・・・・