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NANA MOUSKOURI “最後の思い出”

NANA MOUSKOURI “最後の思い出”

写真上は、アルバム・タイトル≪OVER & OVER  NANA MOUSKOURI≫(FONTANA STL5511 1969)の洋盤LPの表面で、写真下はその裏面です。このアルバムには、1960年代のナナのヒット・ナンバーが収められております。各国のフォーク・ソングを中心とした優れた曲が選曲されており、聞く人の心に何かを訴えかけてくれるアルバムとなっております。日本にては、同様の邦盤LPが、≪オーバー・アンド・オーバー/ナナ・ムスクーリ(FONTANA SFX-7354 1974)として発売されています。

最後の思い出

今回は、本LPに収められている≪最後の思い出≫を紹介致します。この曲は、アメリカのシンガーソングライターであるトム・パクストンが1964年に作詞・作曲して歌い、成功を収めたモダン・フォーク・ソングです。ジュディ・コリンズらがとりあげヒットさせ、≪最後の思い≫という日本題でも知られています。<あなた>への去り難い思い出が切々と綴られております。ナナは、忘れがたい<私の心の最後の思い出>を、さっそうと唄いあげていきます。

最後の思い出 THE LAST THING ON MY MIND

学ぶには遅すぎる教訓だ
砂で出来た 砂で出来た
瞬く間に 私の魂はひっくり返る
あなたの手の中で あなたの手の中で


別れの言葉もなく去っていくのです
足跡は置き忘れるの?
もっとあなたを愛しておけばよかった
思いやりのないつもりはなかった
それが私の心の最後のことでした


あなたには去る理由がたくさんある
これはわかっています これはわかっています
雑草も着実に成長しているのですから
行かないで下さい 行かないで下さい


別れの言葉もなく去っていくの
足跡は置き忘れるの?
もっとあなたを愛しておけばよかった
思いやりのないつもりはなかった
それが私の心の最後のことでした


朝ベッドに横たわっているとき
あなた無しで あなた無しで
私の中にあるすべての歌は死んでしまう
あなた無しで あなた無しで


別れの言葉もなく去っていくのです
足跡は置き忘れるの?
もっとあなたを愛しておけばよかった
思いやりのないつもりはなかった
それが私の心の最後のことでした


それが私の心の最後のことでした
それが私の心の最後のことでした

ナナは、ジ・アテニアンズによる快いメロディー・ラインに乗って、軽やかな演唱を繰り広げてやさしく語り聞かせます。