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吉祥寺のオーディオ機器とNana Mouskouriのレコード・CD専門店ブログ。

NANA MOUSKOURI “いつもさよならを”

NANA MOUSKOURI “いつもさよならを”

写真は、アルバム・タイトルNANA(PHILIPS 832 900-1 1987 USA)の洋盤LPの表面です。ナナのインターナショナルな感性を伝える英語盤で、アメリカのスタンダード・ナンバーやイギリスでヒットした人気の高い曲が選曲されています。どの曲もナナの良さが充分に発揮され、音楽をじっくり楽しむことが出来るLPとなっております。日本では、同様の邦盤LPが≪サテンの夜/ナナ・ムスクーリ(PHILIPS 28PP-147 1987)として発売されています。

いつもさよならを

今回は、本LPに収められている≪いつもさよならを≫を紹介致します。この曲は、アメリカの作詞家・作曲家であるコール・ポーターが1944年に作詞・作曲したポピュラーなジャズの楽曲で、ビリー・ローズのミュージカル・レビュー〈セヴン・ライブリー・アーツ〉の中で歌われました。1945年にはベニー・グッドマンクインテットが、ボーカルにペギー・マンを起用して、この曲をヒットさせました。<自分の愛はいつもさよならを言うことで終わってしまう>という女性の気持ちが唄われています。

いつもさよならを EVERYTIME WE SAY GOODBYE

さよならを言うたびに
私はすこし死んでしまう
さよならを言うたびに
私はすこし不思議に思う
天の神様は
なんでも知っているはずなのに
私のことなど考えてくれない
あなたを行かせてしまう
あなたがそばにいると
春の風が吹いてくるみたい
耳を澄ますと
どこかでヒバリの鳴く声が聞こえる
最高のラヴソング
なのに突然変わってしまうの
メジャー音階からマイナー音階へと
さよならを言うたびに


天の神様は
なんでも知っているはずなのに
私のことなど考えてくれない
あなたを行かせてしまう
あなたがそばにいると
春の風が吹いてくるみたい
耳を澄ますと
どこかでヒバリの鳴く声が聞こえる
最高のラヴソング
なのに突然変わってしまうの
メジャー音階からマイナー音階へと
さよならを言うたびに


さよならを言うたびに

地中海の風と光に育まれたナナのヴォーカルが、詩情漂う美しいメロディー・ラインに乗って、しっとりと自分に言い聞かせていきます。